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【小説】森博嗣『スカイ・クロラ』シリーズ

現在、森博嗣『クレィドゥ・ザ・スカイ』を絶賛読書中の
蘭です。こんばんは。

シリーズとしては時系列的に
ナ・バ・テア
ダウン・ツ・ヘヴン
フラッタ・リンツ・ライフ
クレィドゥ・ザ・スカイ』(今回の新刊)
スカイ・クロラ
と5作品になります。
#まだ、番外編が1冊(全8話でネット公開)予定されていますが。

あらすじとかは公式サイト見た方が手っ取り早いかと。
参考:映画「スカイ・クロラ」公式サイト

待受画像も作りました。
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感想はネタバレになるのでやめて、
私は概ね、頭の中に言葉の河が流れているので
本を読んでいるときは思考が散漫になりやすい。
その一例を記録としてここに残してみます。

#以下、長文につき
#パケットとお時間を気にされる方は、ご注意くださいませ。





【蘭の思考回路】
#前半は電車の中で読んだので思考記録がありません。

P.102でわあああああああああああああとなって
P.104で泣いたと思ったら
P.105で笑った。
ちょっとちょっと!!
インメルマンターンかと!
最高のフライトだぜちきしょう!!

孤独。
人間はみな孤独だ。単機だし。

P.106
記憶。
すごく曖昧なもの。一体どこからが記憶なの?
個体発生は系統発生を繰り返すというのに。
#単細胞生物だった人間の祖先が水から陸へ進化した系統発生は、
#同じように羊水から生れ落ちる人間の成長という個体発生に内包される反復説。


銃口を向けられた女。
このイメージをいつからか想起するようになった。
中学生くらいからだろうか?
雨が降っているのか、地面が濡れている。
というか池? 沼?
そこに座る白いスカートの女。これがきっと私。
斜め後ろから銃口を向けているのは男。誰かはわからない。
いつもこのシーンだけ。このイメージだけ。
その後どうなったかはわからない。

選択肢は常に3つ。
現状を改善するか、別のものに替えるか、新しく作るか。
これはよく人に話す私の方法論。

P.128
戦車で畑を耕すようなものだ。

吹いた(笑)

余計なものは捨ててしまえ。
お前は泥じゃないだろう?

P.129
スロットル・ハイ。
どちらへ?


P.135
この話題からは離脱しようと瞬時に判断した。
操縦桿を倒して、半ロールしたくなる。
この気持ちはわかる。

結婚とは何か。
それは国との契約だ。

この人とは一緒にいられない。感覚としてそれがわかる相手はいる。
失ったものに対する焦燥感?
ちょっと違う。うまく表現できないな。

過保護になり過ぎだ。
これは私が大人になって初めて抱いた罪悪。
どんなにもっと合理的な方法があっても、子どもは自由であるべき。
方法を教えることはあっても、強要してはいけない。
選ばない自由だってある。

そういえば、昨日話したことはなんだっただろう?
相手を見るときは複合的に見るが、
もちろん相手を「職」「役割」のみを見てる部分もある。
それのどこがいけない? そこに善悪はない。
それを悪だと認識してポジティブに受け止める必要はないだろ。
まぁ、どうでもいいか。

私は機械でいたい。純粋に。
ただそれを上手にこなす機械でありたい。
戦う為だけにある、夢見る機械。

P.208
なんだか少し憤りを感じてきた。なんだろうか。
『スカイ・クロラ』を思い出している所為だ。
この話の先を思い出している所為だ。
思い出すのが未来の話しとは滑稽だな、と思った。

愛する人を
殺したい。殺し合いたい。殺されたい。
何度でも繰り返したい。
何度でも繰り返せる人生ならば。
ニーチェの言う永劫回帰のように。
#永劫回帰とは、世界は一回的ではなく今この生この瞬間が
#まったく同じに永劫繰り返されループすること。

死は通過点に過ぎない、というのは私の思想だ。
私という存在が常に愛する人のそばにありますように。
何度だって撃ちに行ってやる!!
そして離脱。ロールしてスロットル・ハイ。

P.211
再び気分がハイ。もう少しで終わる。

P.214
自律神経が勝手に血を吐かせる。
時々、心とは裏腹に言葉が出るときがある。
それは理性が勝手にそうすべきだと判断しているから。
私はそれをするべきだ。それが私の仕事。私の役目だからだ。
考える必要はない。嫌だと思ってもそれをしない道理はない。
このときの私は生きる機械(スツルメント)だと思う。

P.217
急に思い出した。
私の母に本を読むことを教えてくれた人は
高校生のときに自殺した。
私は彼に会うことが許されなかったのだ。
それから私に生きる術を教えてくれた人の親友は
やはり高校生のときに他界した。
また私は彼に会うことを許されなかった。
これが運命というもの?
そんな名称はどうでもいい。
どうして会えないのかが不思議で仕方が無い。
この答えが私には1つしか思い浮かばない。
もうその虜になってから何年だろう。10年は過ぎた。
そのアンチテーゼも私は持っている。
むしろ私の中にある。まだ実を結ばないだけ。
そのために生きているようなものだ。
生かされていると言ってもいい。
逆に言えばそれがうまくいけば死んでもいい。

P.221
再び帰る?
私の居た場所へ帰るというのはどうだろう。
捨てるわけではない。いつもそうだったように再構成されるだけだ。

P.228
人の人生なんてすべてが一瞬の幻想。
でも悪くない夢ならそれでもいい。
もっとシャープに踊りたい。Shall we?

P.232
草薙が出るたびに緊張状態になる。息が止まる。どこかが熱い。
涙が出るまでのギリギリの興奮状態をストイックに保つ。
この本を読むときはいつもそう。感情がループする。

P.236
予感が来る。イメージでやってきた。
本がいっぱい並んでる。ブラウンのやや暗い色の、背の低い本棚。
そこに同じ色の角ばったソファがあって、ここは小さな階段、
私はその中2階みたいなところから見下ろしている。
恐らく将来ここへ行くのだろう。予感なのだから未来しかあり得ない。
いや、過去かもしれない。過去へループする予感だとすればだ。
何度だって繰り返す、そんな可能性がないとは言えない。

そういえばさっき外に出たときに思ったこと。
ゲームをした。そして私はそれに勝った気でいる。
なぜ勝ったかというと、私はすごく気分がいいからだ。
冬子の言葉を思い出す。
「あたし、金よーの1時限はあけとく」
金曜日の1時限目を「世界史」で埋めるとそこに冬子の姿。
やりやがったな。「空き」にしていたら、今頃すかたんくらったわけだ。
また冬子とあのゲームがしたい。
8回目のキスより初めての皮肉を。
「そばにいる冬子」ではなく
「おれに背を向ける冬子」はどこ?
でもゲームは勝ち負けではなく、楽しむことだ。
楽しめた奴だけが勝者だ。

P.241
小学生の頃、テレビを見ながら絵を描いていた。
すると突然、理由はないが死にたくなった。
それを母に報告した。
「どうして死にたいの?」と聞かれて
私は“Why”ではなく、“How”で受け止めてしまい
「病気で死にたい」と答えた。
母はテレビの見すぎだと笑った。
自殺したいと言ったら、家から出してもらえなくなっただろうか?
ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』のように。
むしろ家に閉じ込めておいたら、自殺しただろうね。
大人はわかっていない。
彼らが押し付けるルールは、
ほとんど理不尽なことばかりだということがわかっていない。
そこに思想はあるか?
河合隼雄の『日本人とアイデンティティ』でもそんな問いかけがある。

P.250
機体を、翼を左右に揺らす。これが挨拶。
一度だけ私も見た。飛行機が「さようなら」を告げていた時だ。
SAYONARA is plaintive noise.
また会いたい。ダンスが見たい。綺麗に踊る姿が見たい。
きっと会える。生きていさえすれば、その機会がないわけじゃない。

P.252
そうだこの本に出会わなかったら
今頃どうなっていただろう? どうしていただろう?
森博嗣を知ったのはここうさんが薦めていたから。
ここうさんと出逢ったのはLZDさんに出逢ったから。
LZDさんに出逢ったのはマサトクさんに出逢ったから。
マサトクさんに出逢ったのは私がネットを始めたから。
ネットで自分のサイトを初めて作った頃。
そのとき本の話をした。松浦理英子の『親指Pの修業時代』だったかと思う。
松浦理英子を読んだのは高校の生物の先生が薦めていたから。
でもその高校へは行かない選択肢もあった。
もしその選択肢に気付いていたら、その高校へは決して行かなかった。
信じるべき人に相談しなかったこと。それが私の人生で唯一の後悔。
おかげで遠回りしている。でもその分長生きしたとは思う。
大学生は何度もできるけど、高校生は1度しかできない。
私はある高校に今でも執着している。そこへ行きたい。
そこにいる人にどうしても会いたい。
会いたいと言っても、既に他界しているのできっとアルバムの中だ。
名前も顔も知らないけれど、どうしても確かめたい。
きっと見ればわかる。会えばわかると思っている。

P.259
泣くな。耐えろ!!!!!

P.264
「生きていれば、また会える可能性もあります」
そのために生きている。
「約束はできません」
私も約束は苦手だ。

P.265
2ヶ月という言葉で想起する前作のエコー。
「どうか……、お元気で」
「最適の健闘を」
「お元気で」
「どうかお元気で」
「死なないで下さい」

またいつか、一緒に飛びたい。ただそれだけ。

P.268
バッティ。いつかこれをネタで使うとしよう。

P.272
前作の第4話でも同様の表現があったのでフラッシュバック。
「同化する」

P.274
失速後、右へ倒れるのがこいつの癖だ。それをちゃんと憶えてる。

猫が鳴く。私を呼んでいる。
気分次第だけど、それが丁度いい。
いつも纏わられたらきっと疲れてしまうだろう。
私は自由が好きだ。猫もきっとそう。私たちは似ている。
似ている、というのが一つのキーだよね。

P.294
思考をトレースすることは無意味だと感じた。
私の思考がぼやけている。一瞬で物事が考えられなくなる。
反応速度を戻そうとする。
えーと、そうだ。
理由というものに意味が無いだからだ。

ヨーコのことを思い出す。
あすかはヨーコを尊敬している。
彼女に喧嘩の仕方を教えたのはヨーコだ。
どんな手を使ってでも勝つ。風上に立つな。
男の急所は3箇所ある。
何度捨てられても、涙が流れるくらい辛くても
それでもあすかがヨーコを追うのは、母親に対する愛情みたいなものだ。
理由なんてない。そんなものは必要ない。

P.305 エピローグ
撃て
撃とうと思うまえに

これを読んで私も少し笑った。
この気持ちを懐かしいというんだろう。

P.310
奥浩哉のデビュー作を思い出す。作品名は忘れた。

私ももらったものをすぐに川に捨てた思い出がある。高校生のときだ。
それはいつか小説にしたいと思っているのでここでは書かない。

「ブーメラン、飛んでいるか?」

「信じてもらえないでしょうが、僕はあなたの……」
がリピートしてる。
そうかこいつは人間なんだ。いつか死ぬ。
こいつだけが歴史を歴史として認識できる。ループしないから。

ここで本を『スカイ・クロラ』に戻してループ。
時間軸的には後だけど。

死なないで
生きていれば、きっとまた会える
忘れないで
どうすればいい?
どうすれば死んでも記憶を忘れないでいられる?
もし私なら私を拒否しない人を探す。
その人の中に私を記憶させる。
脳にではない。遺伝子にだ。利己的な遺伝子
人はいつか死ぬ。だけど遺伝子は死なない。

小学生の頃、1+1=1だと信じていた。
この話をするのは何度目だろう。
一卵性双生児の友達と3人でマンションの下
しゃぼんだまを飛ばして遊んでたときにそう思った。
彼女たちは元々1つのものから生まれたのだ。
2つのしゃぼんだまは、くっついて1つになった。
精子と卵子だってそうだっただろう。

ループの続きを。
『ナ・バ・テア』から『ダウン・ツ・ヘヴン』までざっと読み返す。
一瞬思い出したが、何を思い出したか忘れてしまった。
そうだ、魔女は血で飛ぶ、と言ってたなぁ。魔女の宅急便

『ダウン・ツ…』から『フラッタ・リンツ・ライフ』が続かない。
つまりこれはツイストか。
0時を回ったので頭を休めようと思考を離脱。
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by rankaran | 2007-06-26 00:00 |